cinnamon teacup

エンターテインメントに支えられている人の、ぽつりぽつりとしたひとりごと

2014/11/22 HOWL BE QUIET one man

彼らの音楽を聴くようになって、いつの間にか5年目に入る。

まだ粗削りな若さでいっぱいの18歳から、アーティストとしての覚悟を持って臨む姿をしっかりと感じる23歳へ、飛躍していく様子を(毎回ではないが)見ていられることが嬉しい。
 


HOWL BE QUIET「Merry」MV - YouTube

ギターロックからピアノロックバンドへ。

デビューするにあたって編成を大きく変えてきた。

(vo.竹縄はピアノとギターを曲に応じて変更しながら弾いている)

楽しいだけじゃない複雑な若者の心の内を優しい言葉で紡ぐ。

はっきりと潔いドラム岩野、どんな曲でも全力で気持ちを乗せるベース橋本、クールでありながら時折強い感情を見せるギター黒木が繊細な竹縄の歌を支える。

ライブパフォーマンスでも4人の信頼の厚さがうかがえるように思う。

 


HOWL BE QUIET「ライブオアライブ」 - YouTube

 

発売して間もない「BIRDCAGE.EP」を引っ提げてのワンマンライブ。

新曲を1曲含めた1時間半にわたる密度の濃い時間。

前作「DECEMBER」ではこれまでの活動の集大成のようなアルバムだったが、今作ではよりライブでの盛り上がりを想像できる仕上がりとなっている。

中でもこの曲はとりわけ音を楽しむ彼らとオーディエンスの一体感が目に浮かぶようだった。

そして、それは想像通り現実のものとなった。

渋谷Club Quattroに集った籠の鳥たちが一斉に羽ばたいた。

 

アンコールは竹縄ソロ楽曲に始まり、「From Birdcage」で終わりを結んだ。

今年3月のワンマンライブよりもっと表現力の増した彼らに圧倒された。

終演後、ライブハウスに流れる音源を口ずさみながら楽しい時間を振り返る若者たちを見ながら、少しずつ周りに音の持つ力を届けていくHOWL BE QUIETの躍進をそばで見ていたいと改めて思う夜となった。