きょうは平日休みだったので用事がてら神田駅でランチを食べた。
ワンコインランチ。いい響き。
なんとなく最近お魚多めの気分が続いているので、今日もお魚。
定食をランチで出しているお店があったのでそこに決めた。
店内は先に食券(洋服をクロークに預けた時のような札を渡される)で購入。
なんだか新鮮な気持ちに。
まだ早い時間だったので客は私一人。
ちょっと濃いめのお味噌汁はきのこと豚肉がいいだしが効いている。
お刺身とハムカツの定食をいただいていると、続々とサラリーマンのお客さんが入ってくる。
ひとり、ふたり、またひとり。
おじさまたちのなかに、隅っこにわたしひとり。
ワンコインでお刺身と和食がいただけるなんて幸せだなあ、と思っているとふと気づく。
誰も、「スマートフォンを見ながら」食事をしていないこと。
いつも利用する、私も好きなおしゃれなカフェだと、PCやスマホ、タブレット端末を見ながら食事を摂っている人なんてあたりまえ。
それすらもおしゃれな風景のひとつ。
でもここではほとんど全ての人が、目の前の食事と向き合っている。
あと仲間とのおしゃべり。ほんの少し。
さっと食べ、すっと席を立つ。ごちそうさま、の一言を忘れずに。
「ながら飯」も好きだけど、これが「今日を戦う仕事人」のパワーフードになるんだなあ、と思いながら、私もさっと携帯を見ずに食事を済ませ、店を出た。
私も食事をする時、目の前のごはんに集中しようかな、と思った、春の日。