cinnamon teacup

エンターテインメントに支えられている人の、ぽつりぽつりとしたひとりごと

「もういいよ」の声を、あなたに届けたい

お題「私のNEVERLAND」

 

NEWS LIVE TOUR 2017 NEVERLAND、オーラスに行ってきました。

始まりから終わりまで完璧に練り上げられたセットリスト。

基本的にアルバムの流れに沿いながら、既存の曲を合間に挟んでいて、

その繋ぎ方も「この曲の後はこれしかないな」って思えるセレクトでした。

ステージもNeverlandというコンセプトに則ったセットを組んでいて、細かい模様が入っていたり、ライブ演出もレーザーや光の色の組み合わせが丁寧で美しく、天井席から見ていてとても綺麗。Brightestや流れ星はキラキラした星が満天に広がっていて、特に幻想的でロマンティックな空間でした。

それではセットリストはこちら!

 

NEWS LIVE TOUR 2017 NEVERLAND 2017/6/11

  1. “The Entrance"
  2. Neverland
  3. アン・ドゥ・トロワ
  4. “Neverland Cast Members"
  5. EMMA
  6. KAGUYA
  7. 恋祭り
  8. DTF
  9. 4+FAN
  10. “7 Elements” 光
  11. あやめ
  12. Brightest
  13. シリウス
  14. snow dance
  15.  スノードロップ
  16. Touch
  17. “7 Elements” 水
  18. ニャン太
  19. 恋を知らない君へ
  20. フルスイング
  21. 恋のABO
  22. サマラバ
  23. NYARO
  24. ORIHIME
  25. “7 Elements” 魔(MC)
  26. “7 Elements” 音
  27. FOREVER MINE
  28. Silent Love
  29. ミステリア
  30. BYAKUYA
  31. さくらガール
  32. “7 Elements” 炎
  33. I'm coming
  34. BLACK FIRE
  35. バンビーナ
  36. ANTHEM
  37.  チャンカパーナ
  38. チュムチュム
  39. 渚のお姉サマー
  40. weeeek
  41.  ポコポンペコーリャ
  42. 流れ星
  43. “The Grand Finale"
  44. U R not alone
  45. “To Be Continued…."

案の定フルスイング、思い入れの強かったORIHIME、U R not aloneで大泣きしました。

そして生スノードロップ、Silent Loveに聞き惚れて。

BLACK FIREではテゴシゲのハードな歌い方、コヤマスの強い声に新しいNEWSの強みを感じました。今回のツアーで一番期待していた楽曲だけに、激しい一面を見れて大満足。とにかく手越の圧巻の声量に腰くだけでした。

 

さて、今回各メンバーごとに印象的だったところをまとめてみます。

 

加藤シゲアキの独創的な表現力

シゲちゃんは創作型の人間なので、毎回凝った演出をソロ曲に入れてくると思っていましたが、今回のあやめは圧巻。Neverland全編の中でも相当レベルの高い仕上がりでした。

紫の光、コンテンポラリーダンス、梯子を使った表現。ステージに現れた瞬間に横たわる。今までのジャニーズにこんな前衛的なことをしてくる人がいたでしょうか。ゴッホも描けないあの世界観は。

しかも今回、相当歌唱力を鍛えてきていて。テンポは食い気味になりがちだけど、音程と声量が安定するようになってました。あやめだってかなり動きながら歌っていたのにブレなかった。並々ならぬ努力、したんだろうな。BLACK FIREみたいな強い曲はもちろん、Silent Loveのようなバラードで顕著に表れていました。シゲパート多くなっているし、本当に今後に期待しかない。

MCはだいぶいじられちゃったけど、それほどまでに完成された「あやめ」だったんですね。これからのNEWSにもシゲちゃんのエッセンスをちりばめてほしいです。

 

■増田貴久の歌唱力

まっすーはもともと歌上手いし安定していて、ガシガシ踊るダンスもかっこよくて、さらにファンサも大きく手を振ってくれたり本当にステージ映えして大好きなんですけど、今回はよりシンプルに、「歌」を磨いてきた気がします。

例えばソロ曲の山下達郎さんのカバー「FOREVER MINE」はスタンドマイクのみ。柔らかくクリーンなまっすーの中音域を生かされていて、とっても良かったです。あの反響しやすい東京ドームでも真っ直ぐに届きました。

さくらガールでは下ハモを新しく入れてきたし、Silent Love(私大好きすぎて何回も書いてる)でのラップも、低音ボイスを存分に発揮してきます。今までのNEWSに厚みを持たせてくれて最高にクールです。

あと忘れちゃいけないバンビーナ。「もっと、感じさせてやるよ」ってサングラスして密かに笑いながら言われたら何回か妊娠したわ・・・。

とにかく増田さんのいるステージ、本当に好きです。U R not aloneの「拝啓、」で速攻泣かせてくれてありがとう。まっすーの気持ちが届きました。

 

小山慶一郎の変わらないところ

慶ちゃんには今回正直色々思うところがあったわけですが(曲の音程もだし、シゲのMCいじりはちょっとやりすぎかなって思ったり)、好きだからこそもっとアイドル業を頑張ってほしいと思ってしまうわけで。でも彼の本質は変わらないってことは再認識しました。

ちょっと天然で、リーダーっぽくなくて、涙もろくて歌っててもすぐ泣いちゃう。ソーシャルタイプで診断したら間違いなくエミアブルになるであろう性格。DTFとかABO、アン・ドゥ・トロワなど、盛り上げるべきポイントでしっかりファンを沸かせるところ。そういうところは変わらない。でももっと、彼には頑張ってほしい。NEWSの小山慶一郎として音楽の完成度を高めてほしい。コヤシゲが高めあってこそ、NEWSがもっといい音楽を表現出来ると思うのです。

 

手越祐也が「NEWS手越祐也」であり続けること

もう本当にこの人は、ツアーのたびに何かあるような気がしてならないんだけど、やっぱり離れられないなって思わされてしまう。ジャニーズの中でも1,2位を争う歌唱力。本当に嬉しそうに可愛い笑顔でファンサをするところ。I'm comingで魅せたベッドに横たわりながらサビを歌う、行為を始め攻める男モード。官能的な振り付けやBLACK FIREでシャウトなど、突き抜けた表現をやりきってしまうところ。強がりで負けず嫌いで、最後まで耐えようとしても、最後にやっぱり泣いちゃうところ。不安だったし落ち込んでたよね。ふとした時にわかる。

そういうところが大好きで、アイドルの「NEWS手越祐也」として一貫している姿勢を見て、ライブが始まるまでは「手越担降りようかな」って迷っていても、結局「やっぱりこの人を追いかけていたい、ついていきたい」って、思っちゃうんです。

私は歌が上手いアーティストが好きだし、自担も歌唱力があるからという理由が外せない。どんな記事が出ても、きちんと自分の仕事を全うしてくれていれば、いいって思ってしまう。だけど全員がこのグループには欠かせない存在だし、誰が欠けてもいけないから、できるだけ事を起こさず、いつまでもNEWSであり続けてほしいな、と思います。あの涙の姿を信じるから、「もういいよ」の声がまだ聞こえないなんて、言わせない。泣き止んで、見上げてみてよ。

 

また15周年に向けて、私たちを楽しませてくれる準備が始まるのかもしれないけれど、

私たちも、ずっと期待して待っているから、届いてほしいな。届いているといいな。もっともアイドルとファンが心で繋がり合えるグループだから。